学校栄養職員の仕事

☆学校栄養職員   
学校栄養職員とは、「学校給食法」などの法律により、教職員と同じように県費職員として採用することが義務づけられています。

県費職員というのは、給与の半分を国が負担して、あとの残りの半分を各都道府県が負担することです。

配置しなくてはならない栄養職員の人数についても、全国的に基準が定められており、700人以上の学校には1校に1人、700人未満の学校には4校に1人、3001人以上の給食センターには2人、3000人以下の給食センターには1人、の栄養士を置くことになっています。

学校栄養職員は、子どもたちの健康なからだをつくるためには何を食べたらよいのか、子どもたちに「食」「栄養」の大切さを教える、また子供たちに知ってもらうための教育をしています。

教育の一環としは、たとえば、食べ物を「赤の食品(肉・魚・乳製品・卵・豆類など)」「黄色の食品(穀物・芋類)」「緑の食品(野菜・海草など)」に分類できるようにするために、食べ物の絵を描いたカードなどを用意して、それぞれがどのグループに入るのかクイズ形式で楽しみながら、学べる工夫をすることが必要不可欠になります。

 

・正しい食習慣   
学校給食を通じて、正しい食習慣を教えることや、児童の栄養改善を助けたり、こども自身にも基本的な栄養知識を身につけてもらったりすることが大切です。

ですから、現代の子どもたちが喜んで食べてくれる献立を研究したり、レバーやピーマン、にんじんなど嫌いなこどもが多い食品でも、これらの食品がからだにいいものはできるだけ食べやすいように、よろこんで食べてもらえるように献立に取り入れる工夫をします。

また、予算の範囲内でできるだけ質のいい食品を材料に使うなど、栄養士はとても重要で必要な存在となります。

 

・栄養教育   
1年に数回はいろんな教室に出向いて実際にこどもたちの前で、こどもにわかりやすく自分たちの生活の中に取り入れやすいように、絵や図などを使いこどもたちにわかりやすく栄養の基本を説明する栄養教育を行います。

また、家庭で気をつけてほしいことや、簡単・手軽にできる健康メニューの例などを、毎月家庭に配布している献立表のプリントなどで紹介していくこともあります。

学校栄養職員


・学校栄養職員の業務内容   
学校栄養職員の業務内容とは、おいしくてとてもためになる教育の一環で、「学校給食法」でも学校給食の具体的な目標として、日常生活における食事について、
・正しい理解と望ましい習慣を養うこと、
・学校生活を豊かにし明るい社交性を養うこと、
・食生活の合理化、栄養の改善および健康の増進を図ること、
・食糧の生産、配分および消費について正しい理解に導くこと、
の4つがあげられています。

このため、校長先生や担任の先生などと協議をしながら給食指導を進めることや、各家庭へのプリントの配布をするなど、いろいろなコミュニケーションを図る必要があります。
学校給食の1日の流れは、午前は朝礼から始まり、食品の検収、調理器具などの点検、調理法の説明・作業手順の打ち合わせなどを行い、それから調理に入ります。

そして各クラスへの配食の指導後、昼食・休憩をとり、午後からは返還された食器の確認、残量のチェック、給食担当の先生と献立の反省や、その他連絡などがあり、続いて給食の記録などの書類整理、栄養価計算、経費の計算・帳簿などの整理・業者への連絡事務・その他調査研究などを行い、調理員さんとその日の反省や翌日の打ち合わせをし、業務が終了します。

 

・栄養教論
文部科学省が、栄養士・管理栄養士を標準的な基礎資格とする、栄養教論制度が始まりました。
栄養教論は、従来からの給食管理業務に、食に関する指導として、
@個別的な栄養指導。
A児童生徒への教科、特別活動などにおける教育指導。
B食に関する教育指導の連携。
の3点がプラスされました。栄養教論のこれからの活躍が期待されています。

学校栄養職員